いちお、お月様がお出になりました。
夜空モードで撮ると、やや朧でございます。
小田急地下『たねや』の十五夜限定菓子、当然のように賞味期限は本日限りです。芋名月ってやつですな。
しまった。肝心の月見団子、撮る前に食っちまった。今日も売ってるかな?
それで。天空から一気に土のお話。昨日の続きです。
『まるこ』さんからのコメントで、「新しい土を足しながら数回つかうと、やはり土の質が落ち植物の育ち具合も悪くなるように感じますが、私の技術不足かも……」とおっしゃられておりますが、実際鉢の土を入れ替えないで同じ植物を育てていると、だんだん生育が悪くなってくることが多いです。
農業じゃこーゆうのを『連作障害』って呼んでいます。同じ畑でずーっと同じ作物を作っていると。生育が悪くなったり、病気が発生しやすくなるそうです。「地力が衰える」なんて風に言うこともあるそうです。綿花なんかがもの凄く知力を吸い尽くす植物とか聞いたような気がします。
昔から地力を使う作物を作ったら、次には土に窒素を多く戻してくれる作物を植えるとか。極端な場合、翌年は何も作付けしないで畑を休ませるとか、お百姓さんは土のことを良く理解していました。
現在じゃそんな悠長なコトやってたらたちまち安い中国産野菜なんかに市場奪われちゃうし、一定量の安定供給を求められるので炭粉撒いたり薬撒いたり、いろいろやって地力の衰退を防いでいるようです。投薬と点滴しながら何とか仕事を続けているみたいな状態ですな。実際に私は前の会社でソレやってました。
何でそんな状態になっちゃうかって言いますと、社員が足りない……。じゃなくて、植物って生き物の生理が絡んでいるんだな。
人間が、体を動かすにあたって老廃物をどんどん捨てないといけないように、植物も老廃物を組織の外に棄てます。アルデヒドなんかは葉っぱの裏から呼吸で排出するし、根から土に放出する植物もあるそうです。
そーすると、その植物にとっては毒になる物質がどんどん土に残留蓄積して行くことになりますな。
当たり前の自然環境ですと、単一の植物ばっかり集団で生えてる状態ってのはあり得ませんので、傍に生えてる別の植物がその老廃物を吸収分解してくれます。しかし畑だと違う植物は注意深く取り除かれてしまいますので、そのうち土はその植物にとって『毒まみれ』な状態になってしまうんだな。
何千トンって土がある環境だってそれなのですから、たった数キロの土が封じ込まれているプランターではどうなるかなんて説明するまでもありませんな。ウンコの中に座るのは、普通誰だって嫌です。
「それじゃやっぱりベランダ園芸で使った土ってダメじゃん!」となりますが、はい慌てない慌てない。入れ替えしなくて良いから、100均で売ってる園芸用土なんて、あれまだ土になってません。
連作で土がバサバサの『もうだめぽ』になったら、昔ながらのやり方で回復させてやればいい。つまり『肥やしをやる』。
野菜くずでもリンゴの皮でも良いから、細かく刻んで埋めてやる。ちょびっとだけど生ごみの減量になります。あ、ミカンとか柑橘の皮はダメです。精油が微生物の活動を阻害しますから。
要は余剰の有機分を使い果たして微生物相が偏りまくった土に、有機分を足してやるワケです。有機成分こそが土の土たるところですから。だからここで無機の化学肥料なんか入れても、土はぜんぜん活性を取り戻さない。
それと後は、作物が土に排出する成分を吸収してくれる植物を一緒に植えてやる、これを『コンパニオンプランツ』と呼ぶそうですな。
キュウリを植えたら、インゲンや枝豆植えるとかが農業的なやり方だそうですが、ベランダのプランターじゃそんな余裕があるはずもないので、ハーブや花でも役に立つそうです。キュウリだとキンセンカかマリーゴールドだそうです。面白いところではトマトにチャイブかバジル。そのまんまサラダかピッツァですな。
かように。『正しいやりかた』に沿って行けば、プランターの土を捨てて入れ替えるなんてムダなことをやらずに済みます。ささやかな緑化+エコ。
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